墓塔がこんなところに?

おでかけ

近くに買い物に行くのに、ちょっと違う道を通ってみようと思って路地を曲がったところに、石造物がありました。庚申塔などの石造物にちょっと興味があるので、みてみたところたぶん墓塔だと思われます。

真ん中の石造物は、片肘をついている独特の如意輪観音の像があり、船形の光背がついているので、何かの講碑かと思って近寄ってみました。左も如意輪観音の像で、右が地蔵菩薩の像のようです。

ただ、光背のところに「天室妙意信女」とあるので、女性の戒名であることから墓塔のようです。年号のところは「元禄二天巳十月七日」となっていますから、1689(元禄 2)年と、比較的このような墓塔としては初期のもののように思われます。

近くにお寺などがあるわけでもなく、なぜ、路地を曲がったところに無造作に置かれているのかわからないのですが、散在していたものをまとめて置いたのかも知れません。
まだまだ、家の近くには知らないものがあるのだと思いました。

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