京浜東北線の東十条駅から少し西に上がったところ、北区立十条小学校の前にある十条冨士神社(北区中十条2−14)があり、そこに富士塚があります。十条富士と呼ばれるもので、かなり立派な富士塚でした。
正面向かって左側(北側)には登山道が設けられており、十条伊藤元講が作成したもののようで立派な石碑が建てられていましたし、それ以外にも講碑などが多く建てられていました。江戸時代の18世紀に、古墳をもとにつくられた富士塚であり、明治時代の19世紀に整備された富士塚のようです。
ところが、久しぶりにこの地を訪れてみると、この神社と十条小学校の間の道路、旧日光御成街道の都道460号線が道路幅拡張工事となって、この十条冨士神社も整理対象となったようです。
すでにほぼ移設工事が行われており、社殿のない神社でしたから、頂上にあった祠が別の場所に設置されていました。工事中には縄文時代のものも見つかったようで、広報の掲示もありました。
予定では今年の夏には工事が完了するようなので、また今年の後半にでも訪れて、再整備された十条富士塚を見に来たいと思います。
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